お笑い第七世代ブーム終焉の真相|霜降り・EXITの現在と格差の正体

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お笑い第七世代ブーム終焉の真相|霜降り・EXITの現在と格差の正体
お笑い第七世代ブーム終焉の真相|霜降り・EXITの現在と格差の正体
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2019年から2020年代初頭にかけてバラエティ番組やネットメディアを席巻した「お笑い第七世代」。若手芸人たちが横のつながりを武器にテレビ界の主役に躍り出たあの狂乱のブームから年月が経過した現在、エンタメ界の勢力図は激変を遂げました。

かつて毎日のように画面を埋め尽くしていた人気者たちの中で、不動のポジションを確立した者と、露出を大幅に減らした者の間には明確なコントラストが生まれています。一過性の社会現象はなぜ終焉を迎え、芸人たちの現在地はどうなっているのか。メディアの構造変化と当事者たちの現在を徹底検証します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:「お笑い第七世代」という枠組みは完全に役割を終え、現在は各コンビ・個人の単独実力に応じた完全な二極化が進んでいる。
  • 要点2:冠番組の改編やブーム終焉の背景には、一括りのパッケージ売りに対する視聴者の飽きと、平場のトーク力がシビアに試されるバラエティ構造があった。
  • 要点3:霜降り明星やEXIT、ハナコが独自路線で盤石な地位を築く一方、四千頭身など平熱を取り戻した芸人たちも劇場や配信で再構築を図っている。

【発端と定義】「お笑い第七世代」はどこから生まれたのか?命名の由来と熱狂の構図

お笑い 第 七 世代

ムーブメントの発端は、2018年12月に放送されたラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン0』でした。M-1グランプリを史上最年少で制した霜降り明星・せいやが、お笑い界の歴史を振り返る中で「自分たちは20代の新しい世代。上の世代とは違う第七世代だ」と口にしたフレーズが始まりです。

明確な学術的区分があったわけではなく、1987年以降に生まれたデジタルネイティブ世代の芸人を大枠の定義として、テレビ各局や雑誌メディアが一斉に飛びつきました。主な「お笑い第7世代 一覧」として名前が挙がったのは以下の顔ぶれです。

霜降り明星(せいや、粗品)
EXIT(兼近大樹、りんたろー。)
ハナコ(岡部大、秋山寛貴、菊田竜大)
四千頭身(後藤拓実、都築拓紀、石橋遼大)
宮下草薙(草薙航基、宮下兼史鷹)
ぼる塾(きりやはるか、あんり、田辺智加、酒寄希望)
かが屋空気階段ぺこぱ納言など

彼らが熱狂的に支持された背景には、「先輩を蹴落とさない」「傷つけない笑い」「同期同士の仲の良さ」という、従来の体育会系的なお笑い界とは一線を画す価値観がありました。テレビ離れが進む若年層を呼び戻す起爆剤として、業界全体が彼らを大々的にフィーチャーしていったのです。

【ブーム終焉の真相】冠番組の打ち切りラッシュと「一括り消費」の限界

お笑い 第 七 世代

しかし、2021年をピークに熱気は急速に落ち着きを見せ始めます。「お笑い第七世代 消えた 理由」として業界内で最も指摘されるのが、過剰なパッケージ化による視聴者の食傷気味な反応です。

ブーム最盛期には『霜降りミキXIT』(TBS系)や『7G〜SEVENTH GENERATION〜』(フジテレビ系)など、第七世代を前面に押し出したユニット冠番組が乱立しました。しかし、企画が「世代の仲良し感」や「若者のフレッシュさ」に頼りすぎた結果、マンネリ化を招くことになります。コア視聴率(若年層ターゲット)の獲得を狙ったものの、従来のテレビ視聴層である中高年の支持が広がらず、2021年秋から2022年にかけて冠番組の改編・終了が相次ぎました。

さらに現場の制作陣からは、「ひな壇でのフリートークやアドリブ対応において、長年鍛え上げられたベテラン・中堅芸人との基礎体力の差が浮き彫りになった」というシビアな声も上がりました。「第七世代」という強力なラベルは、最初の露出を一気に押し上げた反面、個々の芸人が持つ本来の持ち味を覆い隠す足かせにもなってしまったのです。

【生き残り組の現在地】霜降り明星・EXIT・ハナコが築いた「個の要塞」

お笑い 第 七 世代

ブームという追い風が止んだ後も、トップランナーとしてメディアの最前線に立ち続けているのが霜降り明星EXITハナコの3組です。

霜降り明星は、粗品が独自の切り口によるYouTube配信や毒舌キャラで圧倒的な再生数と話題性を集める一方、せいやは卓越したモノマネ技術やトーク力、さらにはドラマ出演などマルチな才能を発揮。2人揃っての冠番組やソロでのMCなど、完全にバラエティ界の中核へと昇格しました。

EXITは、兼近大樹がコメンテーターや小説執筆、単独MCとして独自のポジションを確立。相方のりんたろー。も美容タレントや情報番組のレギュラーなど多方面に展開し、「チャラ男」という記号を超えた文化人・タレントとしての居場所を固めました。

キングオブコント王者のハナコは、岡部大が大河ドラマをはじめとする本格派俳優としての評価を確立しつつ、秋山寛貴がコントの脚本や企画制作で職人肌の評価を獲得。トリオとしての安定感と個人の強みを両立させています。また、ぼる塾宮下草薙も、独自のキャラクター性を活かして情報バラエティやラジオで息の長いレギュラーを維持しています。

【格差と再起】四千頭身の現在に見る「テレビバブル崩壊」のリアル

一方で、ブーム収束の煽りを最も直接的に受けたとされるのが四千頭身です。脱力系漫才で一世を風靡し、トリオ全員が20代前半にしてタワーマンションに住むなど「若き成功者」の象徴として扱われましたが、ブームの落ち着きとともに地上波全国ネットでの露出が減少しました。

後藤拓実がバラエティ番組で赤裸々に明かした「家賃が払えなくなってタワマンを退去した」「愛車を手放した」というエピソードは大きな話題を呼びました。しかし、これは「消えた」という単純な没落ではありません。

現在の四千頭身は、単独ライブの全国ツアーやYouTubeチャンネルでの発信、劇場での漫才に軸足を置き、本来のネタ作りに立ち返っています。都築拓紀のラジオでの個性開花やファッション分野への進出など、個々の再ブランディングも進行中です。「テレビの使い捨てサイクルから抜け出し、地に足の着いた芸人活動へシフトした」というのが実態に近い見方です。

【お笑い第7世代 ネットの反応】世間の評価と「お笑い第八世代」台頭へのバトン

お笑い第7世代に対するネットの反応を俯瞰すると、放送作家やコアなお笑いファンからは次のような総括がなされています。

「ブームによって若手にチャンスが回る構造が作られた功績は大きい」「世代で括られなくなった今こそ、本当の実力派だけが残っている」という肯定的な評価が大勢を占めています。かつての「持ち上げすぎたメディアへの批判」から「個々の芸人の本質的な評価」へと視点がシフトしました。

現在のお笑い界では、M-1グランプリを連覇・躍進した令和ロマンをはじめ、真空ジェシカマユリカダウ90000といった「お笑い第八世代」や新世代コント師たちが次々と頭角を現しています。彼らは第七世代のブームと失速を間近で見てきたからこそ、メディアのラベリングに依存せず、劇場発の熱量やYouTube・配信プラットフォームを自前でコントロールするしたたかさを備えています。

【お笑い第七世代】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:お笑い第七世代の名付け親は誰ですか?
A1:霜降り明星のせいやです。2018年12月のラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン0』内で、自分たちと同世代の平成生まれの芸人を指して発言したことがきっかけとなり、メディアで急速に拡散しました。

Q2:四千頭身はテレビから完全に消えてしまったのですか?
A2:テレビから消えたわけではありません。一時期の過密な出演ラッシュが落ち着いた後は、ルミネtheよしもとなどの劇場舞台、全国単独ライブツアー、公式YouTubeでの動画配信、ラジオ番組などへ活動の主軸を移し、芸人としての地力を磨き直しています。

Q3:「お笑い第八世代」とは具体的に誰を指しますか?
A3:明確な境界線はありませんが、主に令和ロマン、真空ジェシカ、令和ブレイク組の若手漫才師や、演劇とコントを横断するダウ90000などが該当します。メディア主導のブームに乗るのではなく、自主興行や配信ネイティブな強みを持つ点が特徴です。

まとめ:ブームの呪縛を超えて「個の実力」が問われる新時代へ

「お笑い第七世代」という言葉は、かつて若手芸人たちを一気に全国区へと押し上げる強力なロケットブースターでした。しかし、燃料を使い果たした後に問われたのは、芸人一人ひとりが持つ引き出しの深さと、変化するエンタメ環境への適応力でした。

霜降り明星やEXITのようにトップタレントへと脱皮した者、ハナコのようにコントと演技を極める者、そして劇場で愚直にネタを磨き直す者――。ブームの呪縛から解き放たれた彼らは今、ひとくくりの世代ではなく、自らの名前一本で勝負する成熟期を迎えています。 (出典: お笑い 第 七 世代(Yahoo!ニュース)