丸大ハンバーグ「2倍2倍」元ネタの真相!高見山CMの誕生秘話
昭和のテレビ黄金期を彩り、半世紀近くが経過した現在もなお世代を超えて親しまれている伝説のフレーズ「2倍、2倍!」。軽快な民謡調のメロディに乗せて、規格外の巨体を誇る力士が満面の笑顔で叫ぶあのコマーシャルは、昭和のお茶の間に強烈なインパクトを残しました。
世代交代が進んだ2026年現在でも、バラエティ番組のパロディやSNSのショート動画などで定期的に再燃し、若年層からも「中毒性が高すぎる」と再評価されています。本稿では、昭和レトロCMを代表する「2倍2倍」の知られざる誕生秘話から、出演した名力士・高見山大五郎の足跡、そして令和の今も愛され続ける理由までを徹底的に解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「2倍2倍」の元ネタは1970年代から放映された丸大食品「丸大ハンバーグ」のテレビCMであり、ハワイ出身の人気大相撲力士・高見山大五郎が出演した。
- 要点2:フレーズの理由は商品のボリューム感と2個入り(あるいは美味しさとお得感の倍増)をアピールするためで、耳に残る名曲「ハイリハイリフレ」とともに社会現象となった。
- 要点3:相撲界を引退した高見山は現在も温かい人柄で敬愛されており、CM自体も昭和レトロCMソングの最高峰としてSNSやWeb上で語り継がれている。
【元ネタの真相】丸大ハンバーグCM「2倍2倍」が生まれた決定的理由

「2倍、2倍!」というフレーズの元ネタは、食品メーカー大手の丸大食品が1970年代後半から1980年代にかけて放映した「丸大チキンハンバーグ(丸大ハンバーグ)」のテレビCMです。このフレーズを発していたのは、当時絶大な人気を誇っていた大相撲の関脇・高見山大五郎でした。
なぜ「2倍2倍」という言葉が採用されたのか。その理由は、当時の家庭用チルドハンバーグ市場において、「子供がお腹いっぱい食べられる大容量サイズ」や「家族で楽しめる複数個パックのお得感」を直感的に伝える必要があったためです。育ち盛りの子供たちに向け、「これを食べれば身体も力も2倍大きくなる」というメッセージを、圧倒的な体格を持つ高見山が表現することで、視覚的・聴覚的にも完璧な説得力を持たせることに成功しました。
人差し指と中指を立ててリズミカルに「2倍、2倍!」とアピールするポーズは、当時の子供たちの間で瞬く間に大流行し、学校の給食時間や日常の遊びの中で誰もが真似をする社会現象へと発展しました。
耳に残る名曲「ハイリハイリフレ」の歌詞と演出の秘密

「2倍2倍」のフレーズと並んで語り草となっているのが、バックで流れる陽気なCMソングです。チロル地方の民謡を思わせるリズミカルな楽曲は、一度耳にすると頭から離れないキャッチーさを備えていました。
おなじみの歌詞は、「ハイリ・ハイリフレ・ハイリホー、ハイリ・ハイリフレ・ホッホッホー、まある大ハンバーグ」というリフレインで構成されています。特に意味を持たないスキャット風の言葉遊びでありながら、子供たちが口ずさみやすい語感と圧倒的なリズム感が計算し尽くされていました。
さらにCM映像の演出も秀逸でした。ガリバー旅行記を彷彿とさせる緑豊かな大自然の中、巨人の高見山が小人に見立てた子供たちと一緒に巨大なテーブルを囲み、湯気の立つハンバーグを笑顔で頬張るというファンタジックな世界観が構築されていました。この温かみのある映像とコミカルな歌の融合が、視聴者の記憶に深く刻み込まれる原動力となったのです。
「2倍2倍」を叫んでいたのは誰?高見山大五郎の偉業と現在の姿

CMで主役を務めた高見山大五郎(本名:渡辺大五郎/旧名:ジェシー・ジェームス・ワイラニ・クハウルア)は、大相撲の歴史を大きく塗り替えた伝説の力士です。米国ハワイ州マウイ島出身で、1972年7月場所において外国出身力士として史上初となる幕内最高優勝を達成しました。
高見山の代名詞といえば、土俵上での激しい突き押しと、稽古中に喉を痛めたことで生まれた独特のハスキーボイス(ガラガラ声)です。土俵上での勇猛果敢な姿とは裏腹に、土俵を降りると愛嬌たっぷりの笑顔を見せる親しみやすさで、瞬く間にお茶の間の人気者となりました。
現役引退後は東関親方として東関部屋を創設し、同じハワイ出身の第64代横綱・曙太郎を育て上げるなど、指導者としても相撲界に多大な功績を残しました。日本相撲協会を定年退職した現在も、角界のレジェンドとしてファンから愛され続け、健やかなシニアライフを送っています。CM放映から数十年が経過した現在でも、「2倍2倍の高見山」というイメージは多くの人々の心に鮮烈に残り続けています。
丸大食品の歴代CMと昭和レトロCMソングが残した強烈なインパクト
昭和から平成にかけての丸大食品は、数々の記憶に残る名作CMを世に送り出してきました。丸大ハンバーグの「2倍2倍」だけでなく、丸大ハムの「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」というキャッチコピーも、日本の広告史に残る金字塔として知られています。
当時のテレビCMは、単なる商品紹介にとどまらず、家族の食卓のあり方や子供たちの健やかな成長を願う温かいメッセージ性を強く帯びていました。特に昭和レトロなCMソングは、短い秒数の中で視聴者の感情を揺さぶり、購買行動に直結させる極めて高い完成度を誇っていました。
インターネットやオンデマンド配信が存在しなかった時代、お茶の間のテレビから流れるCMは日本全国の共通言語であり、「2倍2倍」はその最たる成功例として現在もマーケティングや広告業界で研究対象となっています。
SNSやネットの反応は?令和のZ世代にも刺さる「昭和レトロCM」の魅力
近年、YouTubeやTikTokをはじめとするプラットフォームにおいて、昭和・平成初期の懐かしいCMアーカイブが注目を集めています。「2倍2倍」のCMに対しても、ネット上では幅広い世代から熱い反応が寄せられています。
リアルタイム世代からは「このCMを見ると子供の頃の土曜日の昼下がりを思い出す」「高見山関の優しい笑顔と声が大好きだった」といったノスタルジーを刺激された声が目立ちます。一方で、当時を知らないZ世代のユーザーからも「CGがない時代なのに演出の工夫がすごい」「リズムが良すぎて頭から離れない」「令和の短い動画文化に完全にフィットしている」といった驚きの声が上がっています。
無駄を削ぎ落としたシンプルなメッセージと、一度見たら忘れないタレントの個性。余計な説明を排して直感的に楽しさを伝える昭和CMの構造は、情報過多な現代において逆に新鮮なインパクトを与えています。
【2倍2倍】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:「2倍2倍」のCMに出ていた力士は誰ですか?
A1:大相撲で外国出身力士として史上初の幕内優勝を果たした名関脇、高見山大五郎(たかみやま だいごろう)です。引退後は東関親方として横綱・曙を育てました。
Q2:「ハイリハイリフレ」のCMソングに何か特別な意味はあるのですか?
A2:特定の単語としての意味はなく、チロル民謡のヨーデルなどをベースにしたスキャット調のリフレインです。子供が楽しく歌えるリズムと語感を重視して作られました。
Q3:「2倍2倍」にはどのような意味が込められていたのですか?
A3:ハンバーグのボリューム感や2個入りパックのお得感、そして「食べると元気が2倍になる」「身体が大きく育つ」という成長期の子供たちへのポジティブなメッセージが込められています。
まとめ:色褪せない昭和の名CM「2倍2倍」が伝え続けるもの
丸大ハンバーグのCMフレーズ「2倍2倍」は、単なる商品の宣伝文句を超え、昭和というエネルギッシュな時代を象徴する文化的なアイコンとなりました。巨漢力士・高見山の圧倒的な存在感と愛らしい人柄、そしてリズミカルな名曲が一体となったクリエイティブは、誕生から長い年月が経った現在でも色褪せることはありません。
メディア環境やライフスタイルがどれほど変化しようとも、人々の心を一瞬で掴むユーモアと温もりを持ったコンテンツの本質は変わりません。昭和レトロカルチャーへの関心が一段と高まる中、「2倍2倍」のフレーズはこれからも世代を超えて語り継がれていくはずです。 (出典: 2 倍 2 倍(Yahoo!ニュース))