元関脇琴錦・朝日山親方の現在!弟子育成の評判や妻との歩みを徹底解剖
大相撲の土俵を「F1相撲」と称された電光石火のスピードで沸かせ、平幕優勝を2度果たすなど数々の伝説を残した元関脇・琴錦。引退後は8度に及ぶ年寄名跡の変更という苦節の借株時代を経験しながらも、2016年に名門「朝日山部屋」を再興し、師匠として情熱を注ぎ続けています。
日本相撲協会では審判委員として土俵下の重責を担い、NHKの相撲中継で見せる鋭く明快な解説でも圧倒的な支持を集める朝日山親方。千葉県鎌ケ谷市に構えた稽古場での弟子育成の現状や、苦しい時代を支え続けた妻(女将さん)との絆、最新の活動状況まで、角界屈指の実力派親方の全貌を余すところなく解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:元関脇・琴錦の朝日山親方は現在、審判委員を務めつつ千葉県鎌ケ谷市の朝日山部屋で熱血指導を展開中。
- 要点2:先代親方(元大関・大受)から名跡を正式継承し、8回の名跡変更という苦労を経て念願の部屋再興を実現。
- 要点3:NHK解説での「分かりやすく的確な分析」が好角家に大絶賛されており、二人三脚で部屋を支える妻の内助の功も光る。
【現在の活動】元関脇・琴錦の朝日山親方は今何をしている?審判委員と部屋運営の最前線

現役時代にスピード感あふれる取り口でファンを魅了した元関脇・琴錦こと19代朝日山親方は、日本相撲協会の重職である審判委員(勝負審判)を務めながら、自ら創設した朝日山部屋の師匠として多忙な日々を送っています。
土俵下では黒紋付羽織袴に身を包み、鋭い眼光で勝負の行方を見つめる姿はおなじみです。際どい取組で物言いがついた際にも、現役時代に培った抜群の動体視力と勝負勘を活かした的確な協議を行い、協会の公正な取組運営を支えています。
本場所が終わればすぐさま部屋に戻り、まわしを締めて土俵へ降り立ちます。若い弟子たち一人ひとりに自ら胸を出し、立合いの踏み込みや足の運び方を徹底的に叩き込む指導姿勢は、角界内でも高く評価されています。
【名跡と経歴の真相】大受からの継承と「最多名跡変更」の苦労を乗り越えて

朝日山親方の角界人生を語る上で外せないのが、輝かしい現役時代の実績と、引退後に味わった異例の苦難の道です。群馬県高崎市(旧群馬町)の実家から佐渡ヶ嶽部屋へ入門した親方は、1991年9月場所と1998年11月場所で、大相撲史上初となる「平幕で2度の幕内最高優勝」という金字塔を打ち立てました。
三賞受賞は歴代3位タイとなる通算18回を数え、横綱・大関を次々と撃破した実力者でしたが、2000年11月場所での引退後は厳しい現実に直面します。年寄株の取得が極めて難航し、借株生活を余儀なくされたのです。
若松、竹縄、浅香山、荒磯、秀ノ山、中村、勝ノ浦と、実に歴代最多となる8回もの年寄名跡変更を経験しました。いつ名跡を返却しなければならないか分からない不安定な立場に置かれながらも、愚直に協会の仕事と指導を全うし続けました。
転機が訪れたのは2014年。名門部屋の師匠として親しまれた先代朝日山親方(元大関・大受)の停年退職に伴い、伝統ある「朝日山」の名跡を正式に取得・襲名しました。かつて一度は看板を下ろした由緒ある名跡を受け継ぎ、2016年に自らの部屋を旗揚げした背景には、長年の辛酸を舐め尽くした不屈の執念がありました。
【朝日山部屋のリアル】千葉県鎌ケ谷市の拠点・指導方針と所属力士の成績

朝日山部屋が拠点を置く場所は、千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山です。古巣である佐渡ヶ嶽部屋(千葉県松戸市)とも程近い東葛エリアに位置し、閑静な住宅街の中で地域住民と温かい交流を育みながら稽古に励んでいます。
親方が掲げる指導方針の根幹は、「挨拶と礼儀の徹底」、そして「立合いスピードと基礎運動の反復」です。大型力士が台頭する現代相撲において、体格に恵まれない力士であっても相手の懐へ素早く潜り込む技術を重視しています。
部屋の所属力士たちは、「朝日」の冠文字を四股名に掲げ、幕下上位や三段目で着実に地力を強化しています。関取(十両以上)の誕生に向けて激しい稽古を重ねており、弟子たちが師匠譲りの鋭い踏み込みを見せる取組には、熱心な相撲ファンからの期待が寄せられています。
【解説の評判】NHK中継で圧倒的人気を誇る「F1解説」の分かりやすさ
本場所中に担当するNHK大相撲中継のテレビ・ラジオ解説において、朝日山親方は視聴者から絶大な支持を得ています。「当代屈指の解説力」と称される理由は、力士心理と取組の勝敗分岐点を瞬時に言語化する卓越した話術にあります。
「なぜ今の一番で立合い負けしたのか」「勝った力士がどの瞬間に有利な体勢を作ったのか」を、専門用語に頼りすぎず、初心者にも直感的に伝わる言葉で解説します。自らの代名詞であった電光石火の取り口そのままに、取組直後のリプレイ映像にピタリと合わせたテンポの良い解説は「F1解説」とも呼ばれ、SNS上でも場所ごとに称賛の声が相次ぎます。
勝った力士を讃えるだけでなく、敗れた力士の改善点や土俵上での迷いまで愛を持って指摘する語り口は、相撲への深い造詣と弟子育成にかける情熱の表れといえます。
【家族・妻との絆】苦節の借株時代を支え抜いたおかみさんの知られざる内助の功
朝日山親方の波乱万丈な歩みを語る際、影の主役として欠かせないのが妻である女将(おかみ)さんの存在です。現役引退後、次々に名跡が変わる不安定な借株時代を誰よりも近くで支え、励まし続けてきました。
2016年の部屋設立以降、女将さんは弟子たちの食生活管理や健康面のケア、日々の生活指導を一手に引き受けています。若い弟子たちにとっては時に厳しく、時に優しく包み込んでくれる「東京の母」として慕われており、家庭的で温かな部屋の雰囲気作りを担っています。
親方が「妻の支えがなければ部屋を持つことはできなかった」と周囲に感謝を語る通り、夫婦が固い信頼で結ばれているからこそ、力士たちが安心して稽古に打ち込める環境が保たれています。
【朝日山親方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝日山親方(元関脇・琴錦)の現役時代の最高成績は?
A1:最高位は東関脇です。三役在位は通算34場所に及び、平幕の地位で幕内最高優勝を2度達成(1991年9月場所、1998年11月場所)した史上唯一の力士です。三賞は殊勲賞7回、敢闘賞3回、技能賞8回の計18回受賞しています。
Q2:朝日山部屋の所在地とアクセスは?
A2:所在地は千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山です。新京成線のくぬぎ山駅が最寄り駅となっており、閑静な住宅街の中で稽古を行っています。
Q3:なぜ引退後に何度も親方名が変わったのですか?
A3:年寄株の取得が困難な時期が重なり、親方株を一時的に借りる「借株」での協会在籍が続いたためです。若松から勝ノ浦まで計8回の変更を余儀なくされましたが、2014年に先代・大受から朝日山を正式取得して完全定着しました。
まとめ:関取誕生へ挑む朝日山部屋と親方の今後の展望
現役時代の華々しい活躍、引退後の過酷な試練、そして名門部屋の再興と、朝日山親方の歩みは大相撲の光と影を体現したドラマそのものです。土俵下での重責を果たしつつ、分かりやすい解説で相撲の魅力を広く伝える親方の存在感は、大相撲界にとってかけがえのない財産となっています。
師匠としての最大の悲願は、自らの手で育て上げた生え抜きの関取を誕生させることです。千葉・鎌ケ谷の地で汗を流す若き力士たちが、師匠譲りの切れ味鋭いスピード相撲を開花させ、大相撲の土俵を席巻する日が待ち望まれます。 (出典: 朝日山 親方(Yahoo!ニュース))