脳外科医竹田くんの実名と現在!赤穂市民病院の医療事故と裁判の全貌
インターネット上で連載され、凄惨かつリアルな医療現場の描写で社会に凄まじい衝撃を与えた医療漫画『脳外科医竹田くん』。フィクションのような背筋の凍る展開が連続しますが、この作品が兵庫県赤穂市民病院で実際に発生した連続医療事故を忠実にトレースしたノンフィクションに近い告発漫画であることは、いまや広く知られています。
わずか1年あまりの間に、同一の医師が関与した手術で少なくとも8件の医療事故が発生し、複数の患者が重度障害を負い、死亡事故にまで至った前代未聞の医療過誤事件。公判記録や報道で明らかになったモデル医師の実名や詳細な経歴、損害賠償請求訴訟の最新動向、そして「現在の勤務先」に至るまで、事件の全貌と医療界が抱える闇を徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:漫画のモデルは赤穂市民病院の元脳神経外科医であり、裁判の公開法廷や全国紙・地元紙の報道によって実名(松井宏樹医師)や経歴が記録されている。
- 要点2:外部医療事故調査報告書で技術未熟と過失が認定され、民事の損害賠償請求訴訟で病院と医師の賠償責任が認められたほか、業務上過失傷害での刑事追及も進展。
- 要点3:赤穂市民病院を退職後は医真会八尾総合病院(大阪府)へ転籍しており、医療安全や医師免許管理の制度的課題として2026年現在も注視されている。
【元ネタの全貌】漫画『脳外科医竹田くん』と赤穂市民病院の連続医療事故とは

2023年春頃からWeb上で公開され、SNSを中心に爆発的な拡散を見せたウェブ漫画『脳外科医竹田くん』。物語は、地方都市の市民病院に赴任してきた脳外科医・竹田くんが、基礎的な技術すらおぼつかない状態で次々と難易度の高い手術を執刀し、患者に不可逆的な障害を負わせていくという衝撃的な筋書きです。
連載当初は「あまりに非現実的で誇張されたフィクションではないか」との声も上がりましたが、描かれていたエピソードの数々は2019年7月から2020年2月にかけて兵庫県の赤穂市民病院で起きた実際の医療事故と日時、術式、合併症の経過まで完全に一致していました。
赤穂市民病院の脳神経外科では、当該医師の着任直後からドリルによる神経の誤切断、頸動脈穿刺による大出血、脊髄損傷に伴う全身麻痺など、極めて重大な医療事故が約半年間で8件連続して発生。通常では考えられない頻度と事故の態様に、院内外から深刻な疑義が突きつけられる事態となりました。
【モデル医師の実名と経歴】竹田くんの出身大学から赤穂市民病院着任までの軌跡

ネット上で最も関心を集めているのが、「竹田くんのモデルとなった医師の実名や本名は誰なのか」という点です。インターネット上の匿名掲示板だけでなく、民事裁判の公式記録や大手全国紙・地元紙、地上波ドキュメンタリー報道において、モデルとなった執刀医は松井宏樹(まつい・ひろき)医師であることが公表・報道されています。
松井医師の経歴を紐解くと、西日本にある医科大学を卒業後、複数の医療機関で外科系医師としての臨床経験を積んでいました。しかし、脳神経外科の専門的かつ高度な顕微鏡下手術の単独執刀経験は極めて乏しく、実践的な技量を習得できていない状態のまま、医師不足に悩む地方中核病院であった赤穂市民病院に脳神経外科の常勤医として迎え入れられたとされています。
採用面接や前職からの申し送りにおいて、外科医としての技量評価が適切に行われていなかった点、さらに着任直後から手術の不手際が露呈していたにもかかわらず、病院組織として執刀を即座に停止させられなかった医療安全ガバナンスの欠如が、後の大惨事を招く要因となりました。
【医療過誤報告書が明かした真相】なぜ8件もの重大事故が防げなかったのか

事態を重く見た赤穂市民病院が設置した外部医師らによる医療事故調査委員会は、一連の手術に関する詳細な検証報告書を取りまとめました。報告書は、一般的な医療事故の範疇を大きく超えた凄惨な手技の実態を浮き彫りにしています。
具体例として挙げられた代表的な事故内容は以下の通りです:
・腰椎変形性すべり症手術(70代女性):神経を保護する処置を怠り、骨を削る医療用ドリルで神経根を巻き込んで完全切断。患者は術後に両脚の麻痺や排泄機能の全廃という重度後遺障害を負った。
・頸動脈ステント留置術・血栓回収術:手技の不手際により血管壁を損傷させ、術中や術後に激しい脳梗塞やクモ膜下出血を併発。
・シャント手術・穿頭血腫洗浄術:基本的なドレナージ留置でも出血や感染を繰り返し、再手術を余儀なくされた。
報告書では複数の事例において「標準的な技術水準に達していない」「明らかな過失」と厳しく断定されました。加えて、現場で指導的立場にあった上司医師(漫画内の古坂医師に相当)の監督責任や、異変を認識しながら組織的介入を遅らせた病院経営陣の不作為も厳しく指弾されています。
【裁判の判決と刑事告訴の現在】損害賠償請求と業務上過失傷害を巡る司法判断
医療事故の被害者とその遺族は、人生を一変させられた苦痛に対し、赤穂市および松井医師個人を相手取って損害賠償請求訴訟を神戸地裁姫路支部に次々と提起しました。
民事裁判の審理では、原告側が提出した手術室内の動画記録や外部委員会の報告書が有力な証拠となりました。裁判所は、執刀医の手技における過失と、病院側の安全配慮義務違反を認定。赤穂市と松井医師に対し、数千万円から1億円を超える多額の損害賠償支払いを命じる判決が相次いで言い渡され、控訴審や和解協議を含め、司法の場でも重大な過失責任が確定しています。
さらに民事上の責任追及にとどまらず、神経を切断され重度障害を負った被害者側は、兵庫県警に業務上過失傷害容疑での刑事告訴を行いました。警察は赤穂市民病院や関係先への家宅捜索を実施し、カルテや手術映像などの客観証拠を押収。警察から検察への書類送検を経て、刑事責任の追及手続きが進められてきました。
【竹田くんの現在の勤務先は?】医真会八尾総合病院への転籍と2026年の動向
赤穂市民病院で執刀停止処分を受け、2021年に同院を退職した松井医師ですが、その後の動向も世間に大きな波紋を広げました。退職後、大阪府八尾市にある医真会八尾総合病院に救急科・総合診療医として採用され、勤務を継続していた事実が明るみに出たためです。
この転籍情報が報じられると、医療安全への懸念から病院に対する問い合わせや批判が殺到しました。病院側は「脳外科医としての手術執刀は行わせていない」と説明したものの、重大な医療事故を連続して引き起こした医師が、他の医療機関で患者の診療を継続できる日本の医療体制そのものに対し、強い疑問の声が上がりました。
2026年現在の状況においても、民事判決の確定や刑事処分の行方を受け、厚生労働省の医道審議会による医師免許に対する行政処分(免許取り消しや医業停止)の適用有無が極めて大きな焦点となっています。医療事故を起こした医師の情報共有システムの不備など、医療界全体の抜本的な改革を求める声はやんでいません。
【赤穂市民病院 竹田くん 実名】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:漫画『脳外科医竹田くん』のモデルとなった医師の実名は公表されていますか?
A1:はい。被害者が提訴した民事裁判の公式記録や、朝日新聞、毎日新聞、神戸新聞、読売テレビなどの大手メディア報道において、赤穂市民病院に勤務していた松井宏樹医師であることが報じられています。
Q2:赤穂市民病院の医療事故で裁判の判決はどうなっていますか?
A2:被害者や遺族が提起した損害賠償請求訴訟において、神戸地裁姫路支部などは執刀医の過失および病院の責任を認め、赤穂市と松井医師に対して多額の賠償金の支払いを命じる判決を下しています。また、業務上過失傷害容疑での刑事告訴も行われています。
Q3:モデルとなった医師は現在も医師として医療行為を行っていますか?
A3:赤穂市民病院を退職後、大阪府の医真会八尾総合病院などに勤務していたことが確認されています。現在は手術の単独執刀から外れているとされますが、医師免許自体が自動的に失効するわけではないため、医道審議会による行政処分の動向が注視されています。
まとめ:医療界を揺るがした事件が残した教訓と今後の行方
赤穂市民病院で起きた連続医療事故と、それを告発した漫画『脳外科医竹田くん』を巡る騒動は、単なる一地方病院の不祥事にとどまらず、日本の医療提供体制が抱える構造的欠陥を浮き彫りにしました。
技術が未熟な医師がなぜ現場で単独執刀を続けられたのか、なぜ院内の自浄作用が働かなかったのか、そして事故後の医師情報がどのように医療機関間で引き継がれるべきなのか――。被害者の方々が被ったあまりに重い苦痛を無駄にしないためにも、裁判の推移と医療事故再発防止策の実効性を、社会全体で監視し続ける必要があります。 (出典: 赤穂市民病院 竹田くん 実名(Yahoo!ニュース))