シュレックの猫「プス」うるうる目の正体!声優や猫種・必殺技の元ネタ解剖
世界的な大ヒットアニメーション映画『シュレック』シリーズ。その作中で、屈強な戦士や観客のハートを一瞬で撃ち抜いた伝説のシーンといえば、小さな猫が帽子を胸に抱えて見せる「うるうるの瞳」です。
クリクリとした巨大な黒目で上目遣いに見つめられたら、どんな強敵も戦意を喪失せざるを得ません。SNSや動画プラットフォームでもミームとして愛され続けるあの猫は、一体何者なのでしょうか。本稿では、キャラクターの基本プロフィールから猫種、日米の豪華声優陣、そして世界中を悶絶させた「うるうる目」誕生の裏話まで余すところなく解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:うるうる目の猫の正体は凄腕の剣士「プス(長ぐつをはいたネコ)」で、初登場は2004年の映画『シュレック2』。
- 要点2:モデルとなった猫種は親しみやすい「茶トラ」で、日米声優を務めるアントニオ・バンデラスと竹中直人のダンディな美声とのギャップが持ち味。
- 要点3:あざとすぎる瞳は敵を油断させて瞬殺するための計算された必殺技であり、単独主役映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』でも圧倒的な存在感を放っている。
【名前とプロフィール】『シュレック』に登場するあの猫の正体は?
映画『シュレック』シリーズで強烈なインパクトを残したあの猫の名前は、「プス(Puss in Boots)」です。ヨーロッパの有名な民話『長靴をはいた猫』をモチーフに、ドリームワークス アニメーションが大胆不敵なラテン系ヒーローとしてリメイクしました。
プスがスクリーンに初めて姿を現したのは、2004年公開の映画『シュレック2』。当初はシュレックを抹殺するためにハロルド国王から雇われた「恐ろしい暗殺者」として登場しました。しかし、シュレックにあっさりと返り討ちに遭い、命を救われた恩義から一転して頼もしい旅の仲間となります。
トレードマークは、自慢の革製ロングブーツと羽飾りのついたハット、そして腰に差したレイピア(細身の剣)です。誇り高くキザで、女性を口説くのが大好きな伊達男ですが、中身はどこからどう見ても愛らしい猫そのもの。この「ハードボイルドな剣士」と「無邪気な猫の習性」の強烈なギャップこそが、プスが世界的人気キャラクターへと登りつめた最大の要因です。
【品種とモデル】プスの猫の種類は?リアルな「茶トラ」の魅力と生態

プスを観察すると、美しいオレンジ色の毛並みにくっきりとした縞模様が入っていることが分かります。彼の品種は、日本でも馴染み深い「茶トラ(レッドタビー)」の雑種(短毛種)です。
猫の毛色遺伝学において、茶トラは約8割がオスとして生まれてくる特徴があります。また、性格的にも「甘えん坊」「人懐っこい」「ちょっぴりお調子者」が多いとされており、プスの愛嬌たっぷりでおだてに弱いキャラクター造形は、実際の茶トラ猫のイメージと完璧に合致しています。
アニメーション制作陣は、猫特有のしなやかな身のこなしはもちろん、毛玉を吐きそうになって「オエッ」と咳き込む姿や、光るスポットライトを思わず前脚で追いかけてしまう習性を徹底的に研究しました。徹底したリアルな猫描写があるからこそ、ファンタジー世界の中でプスの存在感が際立っています。
【声優の魅力】日米の豪華キャスト!竹中直人とアントニオ・バンデラスの怪演
プスのもうひとつの大きな魅力が、あのキュートな見た目からは想像もつかない「超セクシーな低音ボイス」です。このギャップを生み出した日米のキャスティングは、まさに神がかり的と言えます。
英語版の声を担当したのは、ハリウッドを代表する世界的名優アントニオ・バンデラスです。映画『マスク・オブ・ゾロ』で華麗な剣士を演じた彼自身がセルフパロディのように演じており、かすれたラテン訛りのダンディな声色色気がキャラクターに唯一無二の命を吹き込みました。
そして、日本語吹き替え版を担当したのは名優竹中直人です。竹中直人ならではの重厚で渋い語り口と、コミカルに取り乱した際のエキセントリックな叫び声の見事な演じ分けは圧巻の一言。プスが誇り高いセリフを並べ立てる場面と、猫撫で声でおねだりする場面の温度差を完璧に表現し、日本のファンを熱狂させました。
【反則級の必殺技】なぜうるうる目をするのか?誕生秘話と元ネタの真相
プスが両手で帽子をぎゅっと抱きしめ、瞳孔を極限まで見開いて見つめてくる「おねだり・懇願のうるうるシーン」。あの反則級にかわいい表情の正体は、実は敵の油断を誘うための「極めて実戦的な暗殺術(必殺技)」です。
プスはこの表情で対峙した相手の母性本能や庇護欲を極限まで刺激し、「まあ、なんて愛らしい子猫なのかしら!」と油断した隙を見計らって一瞬で急所を突きます。『シュレック2』の初対決シーンでもシュレックとドンキーを完全に骨抜きにし、一網打尽にしようとしました。
この名演出の元ネタとなったのは、猫が暗闇で獲物を狙う際や興奮した際に「瞳孔が黒く丸く広がる生理現象」です。ドリームワークスのアニメーターたちは、猫の生態的なリアリズムに人間の赤ちゃんを想起させる愛嬌(ベビーシェマ)を誇張して掛け合わせることで、誰も抗えない究極の必殺ビジュアルを生み出しました。
【登場作品一覧と見る順番】『シュレック2』から『長ぐつをはいたネコと9つの命』まで
プスの活躍を余すところなく楽しむための作品リストとおすすめの鑑賞順を紹介します。彼は『シュレック』シリーズの本編だけでなく、自身が主役を務めるスピンオフ映画でも驚異的なクオリティのアクションを披露しています。
■ プスが登場する劇場版アニメ作品一覧
1. 『シュレック2』(2004年):プスの記念すべき初登場作。暗殺者として現れ、伝説のうるうる目を初披露。
2. 『シュレック3』(2007年):シュレックの相棒として大活躍。魔法のトラブルでドンキーと体が入れ替わる爆笑展開も。
3. 『シュレック フォーエバー』(2010年):パラレルワールドを描く本作では、甘やかされて引退し「巨大に太ってしまったプス」という衝撃の姿で登場。
4. 『長ぐつをはいたネコ』(2011年):シュレックと出会う前の若き日を描いたスピンオフ第1作。相棒ハンプティ・ダンプティとの冒険。
5. 『長ぐつをはいたネコと9つの命』(2022年公開/日本2023年):9つあった命が残り1つとなり、死の恐怖に直面したプスの再生を描くスピンオフ第2作。革新的な映像美と深い人間ドラマが高く評価され、世界中で大絶賛を浴びた傑作。
これから初めて観る方は、キャラクターの原点である『シュレック2』を観た後、最新のアニメーション技術で描かれた『長ぐつをはいたネコと9つの命』を鑑賞するのが最もおすすめです。
【シュレックのうるうる猫】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:プスがうるうるした目を披露するシーンはどの映画で観られますか?
A1:初登場作品である『シュレック2』をはじめ、その後の続編や単独主役作『長ぐつをはいたネコ』シリーズのほぼ全作で必殺技として披露されています。作品ごとにシチュエーションやおねだりの対象が異なるため、見比べるのも一興です。
Q2:プスは本物の猫なのですか?それとも魔法の生き物?
A2:プスはおとぎ話の世界に生きる本物の猫です。二足歩行で剣を振るい人語を話しますが、マタタビに弱かったり、ミルクを器からペロペロ舐めたり、レーザーポインターの光を追いかけたりと、本能は完全に猫そのものです。
Q3:『シュレック』本編を見ていなくても、スピンオフの『長ぐつをはいたネコ』から楽しめますか?
A3:完全に独立したストーリーになっているため、スピンオフ単体から観ても120%楽しめます。特に第2作『長ぐつをはいたネコと9つの命』は、単体のアクション・アドベンチャー映画として映画賞を席巻した完成度を誇ります。
まとめ:時代を超えて愛されるプスの魅力と今後の展開
『シュレック2』の初登場から20年以上の歳月が流れた現在も、プスの「うるうる目」は色褪せないキラーコンテンツとして世界中の人々を魅了し続けています。
キザで誇り高い凄腕剣士が見せる、一瞬のあざとい甘え顔。そのギャップを支える竹中直人とアントニオ・バンデラスの名演、そしてクリエイター陣の圧倒的な猫愛が、この唯一無二のキャラクターを形作っています。まだ観ていない方も、久しぶりに見返したい方も、ぜひプスの魔法のような眼差しに酔いしれてみてください。 (出典: シュレック 猫 うるうる(Yahoo!ニュース))