走りを変える極限の鍛造美学!名作TE37進化と独占スクープ
rays ホイールの製造現場に足を踏み入れた瞬間、耳を打つのは1万トンプレス機が放つ重厚な地響きだ。日本のものづくりが世界に誇る鍛造技術の最高峰。なぜこのブランドの円環は、サーキットの極限状態からストリートの夜景まで、あらゆるクルマ好きの視線を奪い続けてやまないのか。自動車部品・アフターパーツ産業を取り巻く環境が激変するなか、現場のエンジニアたちが追い求めるのは単なる軽さではない。バネ下重量の1グラムを削り取る執念と、路面を確実に捉える強靭な剛性の両立――その最前線を追った。
世界最高峰のレースシーンで培われたノウハウを惜しみなく市販車へフィードバックする姿勢こそが、多くのドライバーがrays ホイールを指名買いする決定的な理由だ。単なるドレスアップの枠を完全に超え、ステアリングを握るドライバーの五感を刺激する機能美。いま、日本のファウンドリーで何が起きているのか。関係者への独自取材と最新データから、その圧倒的な実力と真価を解き明かしていく。
極限を制する技術力:モータースポーツ直系の鍛造ホイール開発

コンマ一秒を削り合うサーキットは、言葉を失うほど過酷だ。SUPER GTやル・マン24時間レースの現場では、縁石を跨ぐ激しい衝撃と超高速コーナリング時の横Gが、容赦なく足回りを襲う。株式会社レイズが貫くのは、この極限環境で勝つためのホイールを自社一貫体制で造り上げるという揺るぎない哲学だ。
代表取締役の山口晃司氏は、レースを単なるプロモーションの場ではなく「究極の実験場」と位置づける。過酷なモータースポーツの実戦データは、そのまま設計室のCADへと直結。熱間鍛造によってアルミニウムのメタルフロー(金属組織の連続した流れ)を一切途切れさせず、極薄のスポークでありながら驚異的な粘り強さを発揮する鍛造ホイールが生み出される。この技術的裏付けがあるからこそ、プロドライバーも絶対的な信頼を寄せる。
名作TE37の進化系と最新スペック:独自取材で見えた軽量化の真実

1996年の誕生以来、スポーツホイールの金字塔として君臨し続ける「VOLK RACING TE37」。その系譜に今、エンジニアたちが新たな金字塔を打ち立てようとしている。独自取材によって判明した最新スペックの核心は、単なる重量数値の削減ではない。「重量剛性比の極限追求」という軽量化の真実だ。
近年のハイパワー車や重量級スポーツモデル、さらには急速にトルクが立ち上がる最新EVに対応するため、応力集中を徹底的に解析。スポーク裏面の肉抜き加工(アンダーカット)は100分の1ミリ単位で再設計され、リムフランジの剛性は従来比で大幅に引き上げられた。バネ下重量の低減による俊敏なフットワークと、大トルクを受け止めて路面へトラクションを余すところなく伝える強靭さ。名作のDNAを受け継ぎながら、中身は完全に未来のハイパフォーマンスカーを見据えた別次元の構造へと進化を遂げている。
ストリートを席巻するgramLIGHTSと洗練のHOMURA:最新適合の全貌

レイズの魅力は、レース直系の鍛造モデルだけにとどまらない。鋳造技術の限界に挑む「gramLIGHTS(グラムライツ)」と、大人の上質さを体現する「HOMURA(ホムラ)」が、現代のストリートシーンで確固たる存在感を放っている。
gramLIGHTSは、独自のフローフォーミング工法(RCF)を駆使し、鍛造に迫るリム強度と軽量性をリーズナブルに実現。ドリフトシーンやタイムアタックで鍛え上げられたアグレッシブなコンケイブフェイスは、GRカローラやシビックタイプRといった最新ホットハッチの足元を鮮烈に彩る。一方のHOMURAは、緻密に計算されたメッシュデザインと陰影際立つフィニッシュが特徴だ。クラウンクロスオーバーやレクサスRXをはじめとするプレミアムSUVやサルーンへ向けた専用インセットを展開。フェンダーのクリアランスを完璧に攻めつつ、車検対応と上質な乗り心地を両立させる最新適合ラインナップが完成している。
JWL/VIA規格を凌駕する独自基準「JWL+R」が叩き出す異次元の安全性
市販ホイールに義務付けられている国の安全基準「JWL/VIA規格」。だが、レイズの開発陣にとって、その基準値は「スタートライン」に過ぎない。同社はすべての自社製品に対し、公的基準を遥かに上回る過酷な独自試験「JWL+R」を課している。
例えば、ホイールの耐久性を測る回転曲げ疲労試験や衝撃試験において、規定の約2倍に相当する負荷サイクルと衝撃エネルギーを与え続ける。万が一のクラッシュや路面の深いギャップ通過時でも、リムが割れてエアが一気に抜ける事態を絶対に防ぐためだ。見えない部分にこれほどの手間とコストを注ぎ込む姿勢。これこそが、命を乗せて走るドライバーに対するレイズの誠意であり、世界中から絶大な支持を集める理由にほかならない。
東京オートサロンで放った存在感と自動車部品・アフターパーツ産業の未来
カスタムカーの祭典「東京オートサロン」の巨大ブースに詰めかけた熱狂的なファンたちの視線。そこには、自動車部品・アフターパーツ産業の未来を切り拓くレイズの明確なビジョンが提示されていた。脱炭素化に伴う車両重量の増加や電子制御サスペンションの高度化など、ホイールに求められる要求は年々シビアさを増している。
だが、時代がいかに変わろうとも、「軽くて強いホイールがクルマの走りを根本から変える」という物理法則は揺るがない。メイド・イン・ジャパンの誇りを胸に、デザインの美しさと機能の極致を追い求めるレイズの挑戦。そのホイールを愛車に装着した瞬間、いつもの交差点を曲がるだけでステアリングから伝わる明確な手応えの違いに、誰もが息をのむはずだ。 (出典: rays ホイール(Yahoo!ニュース))