ひょうきん族のブラックデビル誕生秘話!さんまが演じた伝説怪人の真実

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ひょうきん族のブラックデビル誕生秘話!さんまが演じた伝説怪人の真実
ひょうきん族のブラックデビル誕生秘話!さんまが演じた伝説怪人の真実
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🎵 ひょうきん族のブラックデビル誕生秘話!さんまが演じた伝説怪人の真実

昭和のテレビ史を語る上で欠かせない伝説のバラエティ番組『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)。その看板コーナー「THE TAKECHAN MAN(タケちゃんマン)」で、ビートたけし演じる正義のヒーローと熾烈かつ爆笑の抗争を繰り広げたのが、明石家さんまの出世作ともいえる悪の怪人「ブラックデビル」です。

放送から年月が流れた現在でも、黒タイツ姿に身を包み「クックックッ…」と不敵に笑うあの強烈なビジュアルとアドリブ劇は、多くのバラエティ番組の原点として語り継がれています。土曜夜8時の勢力図を塗り替えた怪人はいかにして誕生し、なぜ昭和のお茶の間を熱狂させたのか。その知られざる舞台裏と怪人たちの系譜を紐解きます。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:ブラックデビルの初代はビートきよしであり、代役として急遽抜擢された明石家さんまのアドリブ力によって伝説の怪人へと進化した。
  • 要点2:台本を完全に逸脱したビートたけしとの丁々発止のフリートークが、「タケちゃんマン対ブラックデビル」を怪物級コーナーへと押し上げた。
  • 要点3:ブラックデビルの成功はアミダばばあやナンデスカマンなど多彩な歴代怪人へ受け継がれ、現代に続くテレビキャラクターバラエティの雛形を完成させた。

【ブラックデビル誕生秘話】なぜ明石家さんまが演じることになったのか?

『オレたちひょうきん族』の代名詞となったブラックデビルですが、最初から明石家さんまのために用意されたキャラクターではありませんでした。初代ブラックデビルを演じる予定だったのは、ツービートでたけしの相方だったビートきよしです。

当時、番組ディレクター陣はタケちゃんマンの宿敵としてビートきよしをキャスティングし、収録を開始しました。しかし、長時間の立ち回りや細かなリアクション、独特の掛け合いに苦戦したことから、急遽リリーフとして白羽の矢が立ったのが、当時若手として頭角を現していた明石家さんまでした。

横澤彪プロデューサーや三宅恵介ディレクターら制作陣の期待を背負ってピンチヒッターに立ったさんまは、台本に書かれたセリフをなぞるだけでなく、自身の手癖や甲高い笑い声を即興でプラス。悪役でありながらどこか情けなく、おしゃべりで憎めない唯一無二のキャラクター像を作り上げ、瞬く間にレギュラーの座を不動のものにしました。

【ブラックデビル正体と衣装の秘密】黒タイツと「クックックッ」の怪演

ブラックデビルを象徴するのが、一度見たら忘れられないチープかつインパクト抜群のビジュアルです。黒い全身タイツに小さなマント、頭部に生えた悪魔の角というシンプルな「ブラックデビル 衣装」は、当時のフジテレビ美術チームが短時間で仕立てたものでした。

予算や時間に限りがあった昭和バラエティの現場だからこそ生まれた手作り感あふれる衣装ですが、さんまの圧倒的な運動神経と身体表現がそこに命を吹き込みました。「クックックッ…ファーーーッ!」と響き渡る引き笑いや、両手を激しく動かしながらの珍妙なポージングは、すべてさんまの現場判断によるものです。

また、劇中で耳打ちされるカンペをあえて視聴者に見せたり、かつらがズレたハプニングをそのままギャグに昇華したりと、「舞台裏をあえて見せるメタ構造」をバラエティに持ち込んだ点も画期的でした。正体を隠すどころか、明石家さんま本人のキャラクター性を全面に押し出した怪演が、視聴者の心を掴んで離しませんでした。

【タケちゃんマン対ブラックデビル】ビートたけし×明石家さんまの頂上決戦

1980年代初頭のテレビ界は、TBSの絶対王者『8時だョ!全員集合』が土曜夜8時を支配していました。この牙城を崩し、「土8戦争」と呼ばれる視聴率争いでフジテレビを大逆転へと導いた原動力が「タケちゃんマン対ブラックデビル」の対決構造です。

ビートたけしと明石家さんまの2人は、綿密な打ち合わせを行うことなくセットに入り、カメラが回り始めると壮絶なアドリブ合戦を展開しました。互いのプライベートの暴露から楽屋ネタ、生々しい金銭事情までを笑いに変える掛け合いは、従来の練り込まれたコントとは一線を画すスリルに満ちていました。

予定されていた対決シーンの時間を大幅にオーバーし、ディレクターがカンペで「巻き(急いで)」を出しても無視して喋り続ける2人の姿は、まさに日本のお笑いBIG3が若きエネルギーを激突させた歴史的瞬間でした。

【ひょうきん族歴代怪人の系譜】アミダばばあ、ナンデスカマンへの進化

ブラックデビルの大ヒットを契機に、番組ではさんまが演じる新怪人が次々と生み出されていきました。その怪人たちのバリエーションは、単なるパロディの域を超えて社会現象へと発展します。

特に強烈な足跡を残したのが、老婆の姿をした「アミダばばあ」です。「アミダくじ」で人の運命を弄ぶこの怪人には、サザンオールスターズの桑田佳祐が作詞・作曲を手掛けたテーマソング『アミダばばあの唄』が提供されるなど、音楽界をも巻き込んだ一大ムーブメントとなりました。

さらに、腹部に装着したカスタネットを叩きながら登場する「ナンデスカマン」や、「知っとるケ」など、次々と投下された歴代怪人たちは、駄菓子屋のグッズや文房具にまで商品化されました。ブラックデビルが開拓した「愛される敵役」のフォーマットは、日本のキャラクタービジネスにおける先駆的な成功例でもあります。

【ひょうきん族最終回とその後】ブラックデビルが日本バラエティに残した遺産

1989年10月、『オレたちひょうきん族』は8年半にわたる放送の歴史に幕を下ろしました。グランドフィナーレとなった「ひょうきん族 最終回」では、歴代の怪人たちが勢揃いし、タケちゃんマンとの最後の別れを惜しむ感動と笑いに満ちた演出が施されました。

番組終了後も、ブラックデビルの精神は現代のテレビ界に脈々と受け継がれています。予定調和を嫌い、現場のハプニングを最大の武器に変えるトークスタイルや、敵味方の境界線を曖昧にして演者同士の関係性で笑わせる手法は、現在のバラエティ番組でも基本フォーマットとして機能しています。

テレビが最も過激で、自由で、熱気を帯びていた昭和末期。ブラックデビルという怪人は、明石家さんまという天才芸人の才能を世に知らしめると同時に、テレビバラエティの表現領域を無限に広げた金字塔でした。

【ブラックデビル(ひょうきん族)】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ブラックデビルを演じたのは明石家さんまだけですか?
A1:もともとはビートきよしが演じる予定で企画・収録が進められていましたが、演技や掛け合いの都合から急遽交代となり、第2話以降から明石家さんまが演じることになりました。代役としての抜擢でしたが、さんまのアドリブによって番組を代表する伝説のキャラクターへと進化しました。

Q2:ブラックデビルの衣装や小道具にはどんな秘密がありましたか?
A2:低予算の中で作られた全身黒タイツとマント、手作りの角という極めてシンプルなものでした。安っぽさ自体を自虐ネタとして笑いに変えたり、小道具が壊れるハプニングをそのまま放送に乗せたりする演出手法が、当時の視聴者に新鮮なリアリティを与えました。

Q3:ブラックデビルとタケちゃんマンの対決に台本はあったのですか?
A3:大まかなプロットや設定は存在していましたが、2人の会話の大部分は完全なアドリブでした。ビートたけしと明石家さんまが互いの私生活や楽屋裏の出来事を生々しく暴露し合うフリートーク形式が定着し、予定時間を大幅に超過することが恒例となっていました。

まとめ:昭和から令和へと受け継がれる笑いの原点

偶然の代役劇から生まれ、日本中を席巻した『オレたちひょうきん族』のブラックデビル。ビートたけしと明石家さんまという2大巨頭の才能が火花を散らしたその瞬間は、今なお色褪せない輝きを放っています。

決められた台本通りに進めるのではなく、現場の空気と瞬発力でお茶の間を揺さぶった怪人の姿は、時代が変わっても色あせない「生の笑い」の尊さを力強く物語っています。 (出典: ブラック デビル ひょうきん 族(Yahoo!ニュース)